【H×H復習】なぜハンター協会はカキンの船に乗った?暗黒大陸渡航の「大人の事情」をスッキリ整理

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2026年6月。約1年半ぶりの連載再開、そしてコミックス最新39巻の発売に伴う「シリーズ累計1億部突破」の発表など、今まさに最高潮の盛り上がりを見せている『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』

「最新話や単行本の続きを読みたいけれど、話が複雑すぎて内容を忘れちゃった……」という方も多いのではないでしょうか?ってか私がまさにそれでした。

暗黒大陸編(王位継承戦)が難解と言われる最大の理由は、物語のスタート地点に「国と国、そしてハンター協会が複雑に絡み合う政治劇」があるからです。この記事では、大前提となる、そもそもなぜクラピカたちハンター協会が、カキン王国の巨大船「ブラック・ホエール1号」に乗ることになったのか、その裏にある「大人の事情」をわかりやすく紐解いていきます!


暗黒大陸は「人類禁忌の場所」だった(V5のルール)

まず大前提として知っておくべきなのは、物語の舞台である世界には「暗黒大陸には行ってはならない」という絶対的な国際ルールがあったということです。

人類が暮らしている世界は、実は巨大な湖「メビウス湖」の真ん中に浮かぶ小さな島々に過ぎません。その外側に広がる未知の巨世界こそが「暗黒大陸」です。なんかドラクエで船を手に入れた時のことを思い出しますね。そして知ってた世界地図が実はほんの一部だったなんて!

過去にいくつかの国が探検を試みましたが、帰還できたのはごく僅か。しかも、帰ってきた者は例外なく世界を滅ぼしかねない「5大災厄(謎の古代兵器や、殺意を伝染させる魔物など)」を連れ帰ってしまいました。キルアの妹(弟?)のアルカが持ってるのもこの5大厄災のひとつ【アイ】ではないかと言われています。

これに危機感を持った近代5大国(通称:V5(ブイファイブ))は、不可侵条約を締結し、暗黒大陸への渡航を国際法で完全に禁止していたのです。


カキン王国の宣戦布告と新国際組織「V6」の誕生

この世界のタブーを、真っ向から破ったのが「カキン王国」です。

カキン王国は、ビヨンド=ネテロを総責任者として大抜擢。彼はハンター協会元会長のネテロ会長の実の息子。突如として世界中に向けて「カキンは暗黒大陸へ進出する!」と生配信で大々的に宣言したのです。

国際条約を無視した暴挙に対し、V5は武力で止めたいところでしたが、カキンは今や無視できない歴史と勢力を持つ大国。力ずくで止めれば世界大戦になりかねません。

そこでV5は、非常に政治的でずる賢い「妥協案」をカキンに提示します。

  • カキン王国をV5の枠組みに迎え入れ、世界トップの組織を「V6(ブイシックス)」に拡張する。
  • 今回の渡航を「世界の代表としてのカキンが行う、V6の公式な国営プロジェクト(新天地への移民)」という体裁にする。

これにより、カキンは「世界を引っ張る大国」としてのメンツが立ち、V5側も「国際ルールを破られたのではなく、自分たちの管理下に置いた」という形を作ることができたわけです。

これ、現実世界で言うと国連常任理事国で、月への有人飛行は行わないって決めてたのに、北朝鮮が行くって言い出して、常任理事国入りさせて国連のプロジェクトにしたみたいなイメージでしょうか。

ってか私、国連常任理事国に中国が入ってることをしりませんでした。「アメリカ、イギリス、フランスなどが決めてたのに中国が~」って書こうと思って調べたら中国は既に5か国のひとつだったという・・・
HⅹHきっかけで勉強になりました。


ハンター協会に課された、V5からの「強制命令」

国同士が裏で握手を交わす中、割を食ったのがハンター協会(十二支ん)でした。

V5は自分たちの手先(実動部隊)として、ハンター協会に対して以下の「特命」を強制的に言い渡します。

  1. 条約を無視して勝手に動く危険人物「ビヨンド=ネテロ」を監視(実質的な軟禁状態)し、船内や新大陸で自由に行動させるな。
  2. ビヨンドたちよりも先に、暗黒大陸から人類の役に立つ「成果(災厄への解決策など)」を持ち帰れ

もしこの任務に失敗すれば、ハンター協会は国際的な信用を失い、組織の存続すら危うくなります。だからこそ、ミザイストムやクラピカたち「十二支ん」は、ビヨンドを常に監視できる体制を作るため、あの巨大船に乗る以外の選択肢がなかったのです。


カキン王国側のずる賢い思惑:ハンターは「タダの盾」

では、カキン王国側(ナスビ=ホイコーロ国王)からすれば、自分たちを監視しに来るハンター協会を船に乗せるのは邪魔だったのでしょうか?

答えは「むしろ大歓迎」でした。そこには、カキン側の非常に冷徹で合理的な思惑がありました。

暗黒大陸は、並の軍隊や一般人が足を踏み入れれば一瞬で全滅するほどの魔境です。未知の病気、想像を絶する怪物がうごめく世界で、プロハンターたちが持つ「高度な専門性」や「極限状態でのサバイバル能力」は、これ以上ないほど優秀な防衛戦力になります。

つまりカキン側からすれば、「自分たちを監視しに来たつもりのハンターどもを、道中のセキュリティや、危険な新大陸の開拓用奴隷として、タダでこき使ってやる」という目論見があったのです。


第1回まとめ:これがすべての泥沼の始まり

ここまでの関係性を整理すると、ブラック・ホエール1号の構図がよく見えてきます。

  • カキン王国:国際社会の目を欺き、ハンターを便利なセキュリティとして使うために乗せた。
  • ハンター協会:ビヨンドを監視し、世界を守るために乗った。

「お互いに相手を利用してやろう」という腹の探り合いの状態で船が出港したからこそ、船内は最初から異様な緊張感に包まれていたわけです。

しかし、ハンター協会にとって本当に誤算だったのは、この国家規模のプロジェクトの裏で、「カキン王国の14人の王子たちによる、本気の殺し合い(王位継承戦)」という、もう一つの狂ったゲームが同時にスタートしてしまったことでした。

次回は、クラピカが巻き込まれることになる、この「王位継承戦」のルールと、部屋を埋め尽くすギスギスした兵隊たちの謎について解説します!

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