疲れて、仕事帰りにドラッグストアへ寄る。棚の前に立つと、ドリンク剤も錠剤も塗り薬も、似た箱がずらりと並んでいます。
私は50代で、疲れを取るためのものをこれまでたくさん買ってきました。その全体の話は疲労回復グッズを50代が試し続けて残ったものにまとめています。
この記事はその続きで、ドラッグストアで買える疲労回復のおすすめを、自分がどう使い分けているかに絞って書きました。飲むものは朝と寝る前で分けていること、塗るものは首と肩に使っていること、そして、かぶれて合わなかったものの話です。
先にお断りしておきます。ここに書くのは私個人の使い方の記録で、効き目を約束するものではありません。医薬品は、箱と説明書に書かれた使い方を守ってください。入浴剤は別の記事で扱うので、ここには入れていません。
ドラッグストアで疲労回復のおすすめを選ぶ前に、私の使い分けを先に見せます
ドラッグストアで疲労回復のものを選ぶとき、私は「飲むもの」と「塗るもの」に分けて考えています。 飲むものは朝と寝る前で分け、塗るものは首と肩に使っています。選ぶ基準は、有効成分の量と値段です。かぶれた経験があるので、肌に使うものは慎重になりました。全体をまとめたのが下の表です。
インタビューで5つの質問を受け、私が答えた内容を表にすると、こうなります。
| 場面 | 私が使っているもの | 答えたこと |
|---|---|---|
| 朝 | キューピーコーワ | 疲れを感じた時 |
| 朝(毎日) | エビオス整腸剤 | 毎日飲んでいる |
| 寝る前 | アリナミン | 疲れを感じた時 |
| 首と肩 | 塗るタイプ | 全て塗るタイプ |
| 選ぶ基準 | 有効成分の容量・値段 | 多いもの、高い方が効きそうな気がする |
| 合わなかったもの | 同じ成分のドラッグストアオリジナル商品 | かぶれたことがある |
次の章から、1つずつ書いていきます。
疲労回復の飲み薬はドラッグストアでどう選ぶ?箱の「区分」をまず見る
ドラッグストアで疲労回復の飲み薬を選ぶときは、最初に箱の区分を見ます。 同じ棚に「第3類医薬品」などの医薬品と「指定医薬部外品」が並んでいて、区分によって店で相談できる人が変わるからです。ビタミン剤の多くは第3類医薬品に入ります。迷ったら、薬剤師か登録販売者に聞くのが確実な方法です。
一般用医薬品は3つに分かれている
ドラッグストアで買える薬(一般用医薬品)は、リスクの程度によって第1類から第3類に分かれています※2※3。
| 区分 | どんなものか | 相談できる人 |
|---|---|---|
| 第1類医薬品 | 使用に関し特に注意が必要なもの(一部の胃薬、解熱鎮痛薬など) | 薬剤師 |
| 第2類医薬品 | まれに健康被害が生じるおそれがあり、注意を要するもの(風邪薬など) | 薬剤師または登録販売者 |
| 第3類医薬品 | 第1類・第2類以外のもの(ビタミン剤など) | 薬剤師または登録販売者 |
滋賀県の資料では、第3類医薬品の例として「ビタミン剤等」が挙げられています※2。静岡県の資料では、第1類医薬品は購入の際に薬剤師による情報提供を行うこととされ、第2類・第3類は薬剤師や登録販売者が必要な情報提供を行う、と書かれています※3。
「指定医薬部外品」は医薬品とは別の枠
疲れたときに飲むドリンク剤や錠剤には、「指定医薬部外品」と書かれたものもあります。これは上の3つの区分とは別の枠です。
名前が似ている商品でも、箱の区分は1つずつ違うことがあります。 区分を確かめてから「用法・用量」を読む、という順番が迷いにくいやり方です。
箱で見る所

- 区分:第1類・第2類・第3類医薬品か、指定医薬部外品か
- 用法・用量:1日に何回、何錠(何本)まで、いつ飲むか
- 相談すること:ほかの薬を飲んでいるとき、持病があるとき
ドラッグストアの疲労回復ドリンク・錠剤を、私は朝と寝る前で分けている
私はドラッグストアで買う疲労回復のものを、朝と寝る前で飲み分けています。 キューピーコーワは朝、アリナミンは寝る前で、どちらも疲れを感じた時に飲みます。毎日飲むのは、朝のエビオス整腸剤です。飲む時間は商品ごとに用法で決められているので、箱の「用法・用量」の時間に合わせるのが前提です。
インタビューで「どんな日・どのタイミングで飲みますか」と聞かれて、私が答えたのはこれです。
アリナミンは寝る前、キューピーコーワは朝。疲れを感じた時。朝はエビオス整腸剤も毎日飲んでる。8000円くらいの大容量を買って大体毎日飲んでる
並べ直すと、こうなります。
- 朝:キューピーコーワ(疲れを感じた時)
- 朝:エビオス整腸剤(毎日)。8000円くらいの大容量を買って、大体毎日飲んでいる
- 寝る前:アリナミン(疲れを感じた時)
飲む時間は「箱に書いてある時間」が先
アリナミンもキューピーコーワも、シリーズの中に何種類もの商品があります。飲むタイミングは商品によって違い、「食後」と書かれたものもあれば、「就寝前」をうたう商品もあります。
だから、私の「朝」「寝る前」という分け方を、そのまま真似しないでください。自分が手に取った箱の用法に、飲む時間を合わせるのが先です。
毎日飲むものと、疲れた日に飲むもの
私の飲み方には、2つの種類があります。
- 毎日飲むもの:朝のエビオス整腸剤
- 疲れを感じた時に飲むもの:朝のキューピーコーワ、寝る前のアリナミン
毎日飲むものは、大容量を買ったほうが買い足しの回数が減ります。私が8000円くらいの大容量を買っているのは、この「大体毎日飲んでる」もののほうです。
疲労回復で首と肩に塗るものは、ドラッグストアで何を確かめる?
首と肩の疲れに、私はドラッグストアで買う塗るタイプを使っています。 バンテリン、アンメルツヨコヨコ、フェイタス、タイガーバームのうち、私が使うのは全て塗るタイプで、主に首と肩です。塗り薬は肌に直接つけるので、説明書の「してはいけないこと」と、使う場所の注意を読んでから使います。
インタビューで「体のどこにどれを使い分けていますか」と聞かれて、私はこう答えました。
全て塗るタイプ。主に首と肩
肩こりは、多くの人が感じている症状
肩の疲れは、私だけの悩みではありません。厚生労働省の2022年(令和4年)の国民生活基礎調査で、病気やけがなどの自覚症状を見ると、男女とも1位が「腰痛」、2位が「肩こり」でした※1。
| 症状(2022年・人口千人あたり) | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 腰痛(1位) | 91.6人 | 111.9人 |
| 肩こり(2位) | 53.3人 | 105.4人 |
同じ調査で、50〜59歳の「自覚症状のある人」は人口千人あたり268.8人でした※1。男性225.4人、女性309.6人です。
塗る前に説明書で見る所
- 使ってはいけない場所:目の周り、粘膜、傷や湿疹のある所など
- 1日に使える回数
- かぶれたときにどうするか
ドラッグストアのオリジナル商品でかぶれた。疲労回復の塗り薬は成分だけで選べない
同じ成分のドラッグストアオリジナル商品で、私はかぶれたことがあります。 敏感肌というか、肌が弱いからかもしれません。国のマニュアルには、医薬品には主薬(有効成分)と基剤があり、どちらもかぶれの原因になりうると書かれています。成分名が同じでも、肌に合うかは別の話でした。
インタビューで「合わなかった商品は?」と聞かれて、私が答えたのはこれです。
同じ成分のドラッグストアオリジナル商品でかぶれたことがある。敏感肌というか肌が弱いからかも。
有効成分が同じでも、中身すべてが同じではない
厚生労働省の「重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤による接触皮膚炎」(2023年4月改定)は、かぶれ(接触皮膚炎)について次のように書いています※4。
- 医薬品には主薬と基剤があり、どちらも発症に関与する可能性がある
- 塗り薬の基剤・乳化剤・防腐剤は、ほかの塗り薬や化粧品にも使われている
- 関節の痛みや肩こりを治す抗炎症外用薬でも、アレルギー性のかぶれが起こることがある
つまり、箱の表の有効成分が同じでも、塗り心地や肌への合う・合わないを決めるものは、ほかにもあるということです。
かぶれたときに、マニュアルが勧めていること
同じマニュアルの「患者の皆様へ」の部分には、こう書かれています※4。
- 薬を使ったらすぐに「ひりひりする」「赤くなる」、または使っているうちに「かゆみや赤みがでる」「ぶつぶつする」ときは、放置せずに医師や薬剤師に相談する
- 一度起きたアレルギー性のかぶれは、ほぼ一生、体の中に記憶される
- 過去にかぶれた薬は再び使わないよう覚えておき、医療機関では薬の名前と症状を伝える
肌が弱い自覚がある人は、かぶれた商品の名前を、スマホのメモに残しておくと、次に店で相談するときに伝えやすくなります。
「高いほど効きそう」は本当?ドラッグストアで疲労回復のものを比べるときの数字
私がドラッグストアで疲労回復のものを選ぶとき、見ているのは有効成分の容量と値段です。 正直なところ、値段が高い方が効きそうな気がしています。ただ、これは私の感覚で、値段と効き目の関係を確かめたわけではありません。比べるなら、箱に書かれた「1日量あたりの成分量」をそろえて見るのが筋です。
インタビューで「何を見て決めていますか」と聞かれて、私はこう答えました。
有効成分の容量が多いもの、値段が高い方が効きそうな気がする。
成分量は「1日あたり」で書かれていることが多い
ビタミン剤などの箱や説明書では、成分の量が「1日の量(例:3錠)中」のように、1日分でまとめて書かれていることがよくあります。
箱どうしを同じ物差しで並べるためにそろえたいのは、次の3つです。
| そろえるもの | なぜ |
|---|---|
| 1日に飲む量(何錠・何本) | 成分量は1日分で書かれていることが多いから |
| 有効成分の名前 | 名前が違えば、量を並べても比べられないから |
| 1日あたりの値段 | 箱の値段は、入っている量で変わるから |
1日あたりの値段 = 箱の値段 ÷ 入っている量 × 1日に飲む量 で出せます。大容量の箱は1回の支払いは大きくなりますが、1日あたりで見ると安くなる場合もあるでしょう。
「値段が高い=効く」と決めつけない
値段には、成分の量のほかに、箱の大きさ、ブランド、店の売り方なども入っています。私の「高い方が効きそうな気がする」は、あくまで気持ちの話として書いておきます。
成分や量で迷ったら、ドラッグストアの薬剤師か登録販売者に「この2つは何が違いますか」と聞くのがいちばん早い方法です。第1類から第3類のどの区分でも、購入者から相談があったときは、適切に使うための説明をしたうえで販売することが義務付けられています※2。
ドラッグストアで疲労回復のおすすめを聞くとき、伝えておくといいこと
ドラッグストアで疲労回復のものを相談するときは、伝える中身を先に決めておくと、短い時間で話がまとまります。 私の経験から挙げるなら、いつ飲みたいか(朝か寝る前か)、塗るならどこか(首と肩など)、肌が弱いか・かぶれたことがあるか、の3つです。国のマニュアルも、過去のかぶれは医師や薬剤師に伝えるよう勧めています。
私が伝えるなら、この3つ

- いつ飲みたいか:朝か、寝る前か
- どこに塗りたいか:首と肩
- 肌のこと:同じ成分のオリジナル商品でかぶれたことがある
ほかに聞かれやすいこと
- ほかに飲んでいる薬やサプリメント
- 持病があるか、通院しているか
- 妊娠中・授乳中か(該当する人)
ほかの薬を飲んでいるときは、成分が重なることもあります。飲んでいるものの名前をメモしておくと、店の人も判断しやすくなります。
まとめ:疲労回復をドラッグストアで選ぶ、私のおすすめの基準


ドラッグストアで疲労回復のものを選ぶ私の基準は、飲むものは朝と寝る前で分け、塗るものは首と肩に絞り、肌に使うものは「同じ成分」だけで決めないことです。 箱の区分と用法をまず読み、1日あたりの成分量と値段で比べ、迷ったら薬剤師か登録販売者に聞く。
最後に、この記事で書いたことを並べます。
- 飲むものは、箱の区分(第1類〜第3類医薬品か、指定医薬部外品か)を先に見る
- 飲む時間は、自分の手に取った箱の用法に合わせる。 私はキューピーコーワを朝、アリナミンを寝る前に、疲れを感じた時に飲んでいる
- 毎日飲むものは大容量。 私は朝のエビオス整腸剤を、8000円くらいの大容量で買って大体毎日飲んでいる
- 塗るものは首と肩。 私が使うのは全て塗るタイプ
- 同じ成分でも、かぶれることはある。 主薬と基剤のどちらも原因になりうる
- 比べるときは「1日あたり」でそろえる。 値段が高い方が効きそう、は私の気持ちの話
- 相談するときは、いつ・どこに・肌のことの3つを伝える
疲れを取るためのもの全体(飲む・塗る・押す・電動)の話は、疲労回復グッズを50代が試し続けて残ったものに書いています。
※この記事は、筆者が自分で買って使ってきたものの記録です。効き目には個人差があります。医薬品は用法・用量を守り、持病のある方や薬を飲んでいる方は、医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。かぶれや痛み、だるさが続くときは、医療機関を受診してください。
出典
- ※1 2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況 Ⅲ 世帯員の健康状況(厚生労働省)
- ※2 市販薬(OTC医薬品)の分類と販売ルール(滋賀県)
- ※3 要指導医薬品・一般用医薬品販売制度について(静岡県)
- ※4 重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤による接触皮膚炎(令和5年4月改定)(厚生労働省/PMDA掲載)

